南総の彫工 初代後藤義光

近年、脚光を浴びている安房の彫工・初代後藤義光は文化12年(1815)1月28日、現・南房総市千倉町北朝夷の生まれ。波の伊八こと初代武志伊八郎信由、石工の武田石翁と並び称され、安房の三名工に数えられる。

後藤利兵衛橘義光(1815~1902)は、江戸末期から明治期にかけて活躍した彫刻師。江戸での修行を経て、八十八歳で没する直前まで彫り続け、安房地域内外の寺社や山車、屋台、神輿などに数多くの優れた彫刻作品を残した。

木目を生かした造形美、繊細に表現された精巧な作品は多くの人を魅了している。また、安房の各所に「房州後藤流」の彫刻作品を数多くみることができるのは、義光が多くの門人を育て輩出したことが大きな要因となっている。初代義光とその門人たちが残した彫刻作品は、各地の祭礼や社寺で見ることができ、身近な存在でもある。その作品は、いまだに衰えることなく天空を飛翔する龍の如く、光彩を放っている。

南総の彫工 初代後藤義光 作品集

監修稲垣祥三

江戸後期から明治中期にかけて活躍した江戸彫りの名工、初代後藤義光の作品集。

神輿20基、山車・屋台21台を収録した第一集と、約60箇所の社寺彫刻と、個人蔵彫刻約30点を収録した第二集。

  • 1・2巻セット:定価10,260円(本体9,500円+消費税)
  • 各巻:定価 4,968円(本体価格4,600円+消費税)

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