南房総と鯨。
皆さん、鯨を食べたことがありますか?
現在は、商業捕鯨が制限されているために、貴重な存在になった鯨肉ですが、南房総では、鯨は誰もが食べる食材です。
特に「くじらのたれ」と呼ばれる干肉ちょっとしたおつまみに非常にポピュラーな存在です。
南房総で鯨が食べられているのは、日本にわずか5カ所しかない沿岸捕鯨基地が外房(南房総の太平洋側)和田町にあるから。南房総では、失われつつある日本の食文化がいまも守られているのです。
鯨を食べるということ。
そんな南房総でも、やはり鯨を食べるということは特別なこと。
それは、鯨が畜産物ではなく、生態系の中を強靱に生きている野生哺乳類であるということ、そして、鯨を捕るということは日本人が古代から培ってきた、食だけにとどまらない生きるための文化・知恵であり、守り続けていかなければならない誇りであるからです。
鯨捕りの男達は、刀とその体だけで海を泳ぐ鯨に飛びかかり、そして捕った鯨からは肉、骨、皮、脂、何一つ残すことなく生活の中で利用し尽くす。
昔の捕鯨はまさに自然と人間との格闘でした。そのような命と命のやりとりによって育まれた食文化と繋がることは、自然と繋がることであり、古代から連綿と続く日本文化と繋がることなのかもしれません。
この「くじらのタレ」をガジっとやってみたなら、自然の味、文化の味、生命の味、様々な味わいが伝わるはず。ぜひご賞味ください。
南房総いいもの屋が取り扱う鯨食品は、和田町の隣千倉町「ハクダイ食品」製。
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